六次の隔たり

六次の隔たり、という言葉がある。

 

相手が世界中の誰であれ(アメリカの大統領であっても)、世界中の人間は「知り合いの知り合い」といった関係を辿れば6人目で繋がるという。ある調査によれば、5人という検証結果もある。いずれにせよ、近いせ世界になるほど辿り着くのは早いハズだ。実際の肌感覚で言っても、同じ業界で仕事をしている人であれば大抵は間に一人、間に二人くらい挟めばまず共通の知り合いがいるものだ。

 

ここから改めて分かるのは、紹介してもらえる信頼を築くこと、消極的な言い方をすれば誰に対しても真っ当な関係を作っておくことの意味合いだろうか。

 

しかし、別の見方をすれば、この原理原則さえ抑えているなら"コネ"はほぼ誤差でしかないとも言える。隔たりの数は最大でも1〜5の範囲にしかないのだから。孫正義でなくても、アラブの石油王にピッチする事だってできるかも知れない。そこに至る信頼の連鎖の蓄積と、実際にモノにする能力があるかも同じくらい、重要と言う事であろう。

巨木を切り倒す

事業を創る過程は、巨木を切り倒すという行為に似たところがあるように思う。

 

人や物事を動かすという事には忍耐を要する。斧で巨木を打ち据えるが如く、手応えがない空白の期間をじっと耐える事ができるか。戦略に対する確信を維持できるか、そもそもそれは確信に値する戦略であるか。試されているのはConfidence(自信)ではなく、Conviction(確信)である。

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仕事を任せる/任せられる順序

仕事を他人に任せる/任せられる時、伝えるべき内容には然るべき順序があると思っており、それは以下の3要素によって構成されるというのが自分なりの整理である。

 

1. Why : なぜやるのか(背景と目的)
2. What  : 何をやるのか(求める結果)
3. How : どうやるのか(具体的な方法)

 

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本ブログについて

その時々で自分がテーマとしている事柄についての整理や日々得た学び等の記録の為、徒然なるままに書き残していこうと思います。内省的な内容が多くなる気がしますが、何かしら目に留めて頂いた方々を益するものとなれば幸いです。

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