自戒と備忘、虚構と酔狂

独白、日々の思考の整理など|金融×経営×東南アジア

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六次の隔たり、Life's A Pitch

六次の隔たり、という言葉がある。 相手が世界中の誰であれ(アメリカの大統領であっても)、世界中の人間は「知り合いの知り合い」といった関係を辿れば6人目で繋がるという。ある調査によれば、5人という検証結果もある。いずれにせよ、近いせ世界になるほ…

コンサルタントとアドバイザーは何が違うのか

コンサルタントとアドバイザー、あるいはコンサルティング業とアドバイザリー業は何が違うのか。この点について、明確なviewをもっている人は少ないように見受けられる。そもそも答えのない問であり神学論争をする気はさらさらないのだが、しかし仮にも近い…

スキルの掛け算的発想、経験と成果

年末、俗に言う「キャリアの棚卸」をしている中で考えていた事のメモ。 いわゆる座学的なスキルや資格、職能それ自体は容易くコモディティ化する。これは難易度を問わず例外ではない。掛け算的に組み合わせる、という手が巷言されたが、需要があり、強固な差…

愛しの文房具たち

趣味の一つとして文房具巡りを挙げている程、自称文房具マニアである。 何も文房具に限った話ではないが、機能と耐性、造形美を兼ねえ備えた製品からは、単なるモノを超えた作り手の思想や美学、矜持を湛えている。そういうクラフトマンシップが滲み出てくる…

Synthetical Thinking(統合的思考)

ロジカル・シンキングという言葉は相当程度知られる様になってきたし、書店に足を運べば、同テーマの書籍を見つける事も難しくない。いや、むしろ溢れかえっているといったところか。しかしながら、巷言される「ロジカル」を取り巻く言説について、その本質…

『戦場にかける橋』の実存的矜持

『戦場にかける橋 (原題:The Bridge on The River Kwai)』という映画がある。今から半世紀以上前(!)の1957年に公開され、今なお映画史に残る名作の一つに挙げられる事が多い。好きな映画のひとつだ。 題名の「戦場にかける橋」とは、タイ王国のクウェ…

【書籍紹介】2020年に読んでよかった本(10選)

以下、2020年に読んで良かった本10選(専門書は除く、順不同)。 What it takes - Steve Schwarzman:「Nobody tell you about the pain」という一節が印象的だったスタートアップ・起業の全てが凝縮された一冊だった。

圧倒する、ということ

話し始めただけで場にいる人全員に卓越した能力を理解させる、そんな圧倒的オーラを放つ人と年に数回出会う。そういう人は発言や所作一つとっても、そこに裏打ちされた経験と鍛錬の片鱗を垣間見るように感じられて思わず背筋が伸びる。

"人持ち"になる

今年、あるオーナー経営者の方から聞いた話で大変印象に残っている言葉がある。 「金は、人の器を図る一つの指標だ。どれだけ稼いだか、どれだけの予算を動かせるか、それは仕事を通じて世の中に生み出した価値の総体や影響力と決して無関係ではないだろう。…

話し下手への処方箋 - 10か条 -

話をする時に前提として知っておくべき事、それは人は他人の話を聞いていない(相手の言葉を一字一句集中して聞き続ける事ができない)ということだ。従って、自分が伝えようとしているメッセージに相手の注意が向く工夫をする事、これがコミュニケーション…

プロ意識

クライアントとの海外出張の初日、夜遅くまでどんちゃん騒ぎを終えた後、深夜に完璧に論点整理された資料を作りあげ朝一番にホテル内で臨時ミーティングを招集し華麗に圧倒した、という某コンサルタントの逸話を随分前に聞いた。 関係者一同が度肝を抜かれ、…

巨木を切り倒す

事業を創る過程は、巨木を切り倒すという行為に似たところがあるように思う。 人や物事を動かすという事には忍耐を要する。斧で巨木を打ち据えるが如く、手応えがない空白の期間をじっと耐える事ができるか。戦略に対する確信を維持できるか、そもそもそれは…

東南アジアのスタートアップに関する雑感 - 考察と仮説 -

東南アジアのスタートアップに関する雑感と仮説について、日頃ぼんやりと考えている事を書いてみたい。正直、VC/スタートアップの世界には然程知見もないので、どちらかというと当地に身を置き、幾つかの対応事例を元に得られた所感ベースの考察という事にな…

読書の作法

こんな本がないだろうか、と思っていたズバリの本が書店に並んでいる事はよくあるが、これは偶然でも神秘でもない。 まず、人が考えつくだいたいの事は、他の頭の良い誰かが既に考えている。そして、こんな本が読みたい、と思っているという事は自分なりに”…

仕事を任せる/任せられる順序

仕事を他人に任せる/任せられる時、伝えるべき内容には然るべき順序があると思っており、それは以下の3要素によって構成されるというのが自分なりの整理である。 1. Why : なぜやるのか(背景と目的)2. What : 何をやるのか(求める結果)3. How : どう…

べき論と遊び、逆U字仮説、エリック・ホッファー

逆U字仮説、という概念がある。元々は経済学用語だが、パレートの法則同様に汎用性ある経験則として他分野でも転用される事があり、例えばスポーツ心理学もそのひとつであるようだ。いささか荒っぽい要約をすれば、適度の緊張感はパフォーマンスを高めるが、…

金融資本と人的資本

リスクを取っている資本家の声にこそ耳を傾けるべきである、という論法は資本主義の命題として間違いなく是とすべきだ。かの伊藤レポート(経済産業省「持続的成長への競争力とインセンティブ~企業と投資家の望ましい関係構築~」プロジェクト 最終報告書資…

日本企業の新興アジア戦略と発展段階

はじめに|今後、日本経済はどう変わるか? これまでを振返る 進出国の変遷 - ASEANから中国、インド、そして再びASEANへ - 歴史を振返る(1) - 第二次世界大戦後 歴史を振返る(2) - プラザ合意のインパクト 近年の変化、そしてコロナ禍を経て 今後の新興…

情理 - Put yourself in someone's shoes -

“Put yourself in someone's shoes”という言い回しが英語にある。直訳すれば「相手の靴を履く」という事になるが、それはあくまでも比喩として言っているのであって、要するに相手の立場に立ってみよ、という事である。empathyと言い換えてもよい。 使い古さ…

青写真を描く

青写真、と言わんとしているのは「ビジョン」、時には「戦略」と巷で言われているものに比較的近い。そして、この「青写真を描く」という能力こそが、リーダーの素質を決するものだと思う。

術理

以前、「思考の型を持つ」いう一連の記事を書いたが、それはどちらかというと精神論的な内容であった。自戒と備忘というブログの題にもある通り、あくまでも自分の思考・思索の整理の為につらつら書いたものだったが、改めて自分の核として在る部分を言語化…

はじめに 言葉 越境 海外とビジネス ビジョン 直感 機会 「アジア地域におけるビジネス機会の最大化を目指す」 おまけ|懐かしい本棚

「コロナウイルスは世界経済にとって何を意味するか?」

はじめに 収支とバランスシート、貨幣と信用(クレジット) 世界経済を駆動する、「4つの原動力」 ①生産性 ②負債の短期的周期、③負債の長期的周期 ④政治 我々は全世界的な恐慌に向かっているのか? マクロ的、通時的な分析 リーマンショックとの比較 どの業…

人を見極める - 採用に関する私的覚書 -

企業における採用活動の重要性 見極めのフレームワーク - 「考える、伝える、巻込む、やりきる」 企業における採用活動の重要性 採用についてまじめに取り組んでいる企業は驚く程少ない。 経営の三大要素として「ヒト・モノ・カネ」とよく言われる。モノ(商…

自信を持つとは何か? - “confidence”と“conviction”の相違 -

メンタルコントロールの重要性 心身共に過酷な環境下に自分を置いていると、時に自分を見失う。自己否定と低パフォーマンスの悪循環に一度入ると、そこから抜け出るのは難しい。 高い視座に自分を置き続ける事には痛みが伴う。成長意欲が高く、また責任感が…

交渉の作法

序 - 人を動かす、ということ 本題 - 【私的】喧嘩、或いは交渉の作法10か条 1. 「目的」を明確にする 2. 相手の立場で考える 3. (超)簡潔に論点を宣言する 4. 論理と情動を区別する 5. 正論で勝負する 6. 主語を意識的に選別/捨象する 7. 礼儀を失さない …

思考の型を持つ (6) - 矜持

思考の「強度」、という事について以前書いた。

人を動かす

少し良い話。

思考の型を持つ (5) - 結論、総論、各論

ビジネスの世界では「結論ファースト」を徹底すべきである。 その上で、結論に対する理由付け/根拠の提示のために、総論/各論に言及すべきであり、説明を求められない状況での無用な前置き或いは各論への深入りは不要である。

思考の型を持つ (4) - 論点と仮説

はじめに|論点思考、仮説思考はなぜ重要なのか 論点思考と仮説思考は、問題解決の局面で徹底すべき方法論である。なぜそれが重要視されるかというと、それが有限な時間と限られた情報に基づき、敵(= 競合他社)に先んじて急所を撃つ、という戦略的思考の要…