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思考の型を持つ (5) - 結論、総論、各論

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ビジネスの世界では「結論ファースト」を徹底すべきである。

その上で、結論に対する理由付け/根拠の提示のために、総論/各論に言及すべきであり、説明を求められない状況での無用な前置き或いは各論への深入りは不要である。

 

1. 結論

結論とは、依頼、報告・承認の対象となる具体的な行動・事象の事を指す。

経営トップに近い場所で仕事をしているほど、プロセスの議論に関心はない。知りたいのは結果、結論である。また常に処理すべき事案、思考を向けるべきテーマが頭の中に山積しており、一件当たりに避ける時間も少ない。そういった人達に対しては特に、結論から述べる事を徹底すべきである。

レポーティングを受ける立場になって解った事だが、プロセスから始まる話は殆ど、注意を払われていない。「で、結論は?」「選択肢は何があるの?」と言いたいのをぐっと我慢し(とはいえ要所で指摘する)、ようやく結論に至ったところで、或いは意思決定を求めてきた時点で傾聴し、前提に遡るように経緯(プロセス)を確認している。これは話し手からすれば二度手間であろうが、それも説明の仕方がマズイ事が原因なのである。結論を先に示されない以上、聞き手は各論のどこに注意を向ければ良いかを判断できない。従って注意が散漫となる。

「仮説思考」が重要である事と同じ理由だが、効率性の観点からは(帰納的ではなく)演繹的なアプローチを取るべきなのである。

 

 2. 総論

 総論とは、語りの対象についての全体としての概要または傾向を捉えて述べたものである。

 簡潔に語る事を企図するならば、枝葉末節の例外に話を一つ一つ取り上げていては、話は遅々として前に進まない。一方で、物事は常に複雑であり、一概に言い切れない或いは例外的な事象の発生が想定される場合もある。この場合は「総論として」と前置きした上で、速やかに結論(つまり全体的な概要または傾向)を述べ、その上で個別の各論に(必要に応じて)話を進めるべきである。 

 

各論

各論とは、全体を構成する個別具体的な論点を捉えて述べたものである。

「結論ファースト」を徹底すれば、総論という形ですでに原則は示されているので、各論で触れるべきは例外的事象となる。取扱い方は、その重要度に応じて濃淡が変わるだろう。重要性に乏しければ、一言触れる程度で十分と考える。

 

 

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